【AIに聞いてみた】AIを使うことのデメリットはあるのか?
1. AIを使い始めて感じた、小さな違和感
私自身AIを使うようになって、正直かなり楽になりました。
- 文章は早く書ける
- 考えが整理される
- 一人で抱え込む時間が減った
でも、ある日ふとこんな瞬間があったのです。
「あれ?
最近、自分で悩む前にAIに聞いてないか?」
便利さの裏で、
自分の頭を通す工程が1つ減っている感覚があった。
それはいいことなのか?悪いことなのか?
そこで、いつものようにAIに聞いてみました。
2. AIにストレートに聞いてみた
「AIを使うことに、具体的なデメリットってある?」
AIの答えは、かなり現実的でした。
「あります。
特に“思考の省略”と“判断の委任”が続いた場合に
影響が出やすいです。」
この時点で、
「なるほど、確かに」と思った。
今の私がまんまそれだと…
以下は、AIが挙げた内容と、私自身の実体験を重ねた話をしていきます。
3. デメリット①「自分で考える前に聞く」癖がつく
● 実際に起きたこと
ちょっとした文章、ちょっとした判断。
以前なら
「どう書こう」「どうしよう」と
5〜10分は考えていました。
でも今は、
「この文章、整えて」
「この状況、どう思う?」
と、思考ゼロでAIに投げることがめちゃくちゃ増えました。
● 何が問題か?
AIは優秀だから、
それっぽい答えをすぐ返してくれます。
でもそれは、自分の思考を1回も使っていない状態で
答えを受け取っているということでもあります。
AIはこう言いました。
「“考えない期間”が長くなると、
判断に迷ったときに
自分の基準が分からなくなることがあります。」
4. デメリット②「分かった気になる」が増える
● ありがちなケース
AIに悩みを投げると、
こんな返答が返ってくることがあります。
- あなたは〇〇に不安を感じています
- それは自然な感情です
- △△という背景が考えられます
これを読むと、一気に落ち着くのです。
でも問題はここからです。
● 本当は何も解決していない
感情が
「言語化された」だけで、「消化された」わけじゃない。
AIもこう言いました。
「理解と解決は、別のものです。」
整理された文章を読んで「もう大丈夫」と思い込むと、
本当の原因には向き合わないままになる可能性があります。
これは、
心の湿布を貼って終わる状態に近いのではないでしょうか。
5. デメリット③ AIの意見を“基準”にしてしまう
● 実体験としてあったこと
選択に迷ったとき、AIに「どう思う?」と聞きます。
すると、
かなりバランスの取れた回答が返ってきます。
その瞬間、
「AIがそう言うなら、これでいいか」
と、判断を委ねそうになるのです。
● ここが一番危ない
AIの意見は、過去データと一般論の集合体。
あなたの人生の責任は取ってはくれません。
AI自身も、こう言っていました。
「私は“それらしく見える選択肢”を出しますが、
どれがあなたにとって正解かは分かりません。」
AIの言葉が冷静だからこそ、
自分の直感や感情を後回しにしてしまうことは
誰にでもあるのではないでしょうか。
6. じゃあ、AIは使わない方がいいのか?
ここまで読むと、
「AIって危なくない?」と思うかもしれません。
でも僕は、
使うのをやめる必要はないと思っています。
問題は
使う“順番”と“距離感”です。
7. 僕が今やっているAIとの付き合い方
私自身意識的に、こう使っています。
● ① 先に自分で5分考える
→ その後でAIに聞く
● ②「答え」ではなく「視点」をもらう
× 正解は?
○ 他にどういう見方がある?
● ③ 最終判断は必ず自分で言葉にする
→ AIの意見を踏まえて「自分はこうする」と決める
この3つを守るだけで、
AIは思考を奪う存在から思考を広げる存在に変わりました。
8. 最後に|AIのデメリットは「使いすぎ」ではなく「使い方」
AIを使うこと自体が悪いわけじゃありません。
- 考えなくなる
- 感情を処理した気になる
- 判断を委ねてしまう
これらはすべて、
使い方の問題です。
AIは、
人生のハンドルを握る存在じゃない。
でも、
地図を広げてくれる存在にはなる。
だから私は今日も、
考えすぎたらAIに聞きます。。
ただし、
最後に決めるのは自分です。

