思考

AIのプロンプトから考える、人間を構成している“プロンプト”について

shota

はじめに:なぜ「AIと人間のプロンプト」に注目するのか?

近年、ChatGPTをはじめとする対話型AIの登場により、「プロンプト」という言葉をよく見聞きするようになりました。
プロンプトとは、AIに何かをしてもらうための“指示文”のことです。

このプロンプトをどう書くかで、AIの返す答えは大きく変わります。
つまり、AIはプロンプトによって動きが決まる存在なのです。

ある時、私はふと思ったことがあります。
「もしかして、人間も同じでは?」

実は、人間の行動にも“無意識のプロンプト”があるのではないでしょうか?

本記事では、AIの仕組みをヒントに、私たち人間がどのように“思考=プロンプト”で動かされているのかを探ります。

  • 人間の行動とプロンプトの関係とは?
  • 思考をどう整えれば人生をよくできるのか?
  • 今日からできる「プロンプト・リセット法」とは?

こうした問いを丁寧に紐解いていきます。


ChatGPTのようなAIはプロンプトが命

ChatGPTなどの生成AIは、入力されたプロンプトに応じて答えを出します。

たとえば:

  • 「初心者向けにブログの書き方をやさしく説明して」
  • 「5歳の子どもが喜ぶ室内遊びを5つ教えて」

これらのプロンプトに対して、ChatGPTはその意図をくみ取り、最適な返答を出してきます。

しかし、

  • 「ブログってなに?」とだけ聞くより
  • 「ブログ初心者に向けて、500文字以内でポイントを教えて」
    と聞くほうが、圧倒的に質の高い答えが返ってきます。

つまり、プロンプトの質=出力の質
これはAIを使う上での基本中の基本です。

そして、この構造はAIに限った話ではありません。


人間もまた「思考というプロンプト」で動いている

私たち人間の行動も、表面的には無意識に見えますが、
その背後には“思考”があります。

そしてこの思考は、実は「言葉」で構成されています。

たとえば:

  • 朝起きて「今日も仕事か…つらい」と思えば、足取りは重くなる
  • 同じ朝でも「今日は少し楽できそう」と思えば、動きが軽くなる

この“つぶやき”こそが、内なるプロンプトなのです。

私たちは、

  • 過去の経験
  • 教育
  • 周囲からの言葉

    を通して、ある種の「思考パターン(=プロンプト)」を無意識に持っています。

この思考が、自分の行動や感情、ひいては人生の選択にまで影響を与えているのです。

そして思考は言葉で構成されています。
言葉を使わずに何か考えてくださいと言われてもできませんよね?

思考とは自分の持っている言葉からしか生まれない。
というのが私の持論です。


では、人間のプロンプトを書き換えるにはどうすればいい?

AIであれば、プロンプトを書き換えればすぐに答えが変わります。

人間も同じように、自分の思考の言葉を見直すことで、行動は変わっていきます。

ここでは「人間のプロンプトの書き換え方」を紹介します。

① ネガティブな言葉に気づく

例:

  • 「どうせ自分にはできない」
  • 「私なんて何も価値がない」
  • 「ミスしたら終わりだ」

こうした言葉が無意識に出てくると、それが行動の制限になります。

→ 書き換え例:

  • 「できないかもしれないけど、まずはやってみよう」
  • 「小さなことでも、誰かの役に立っているかもしれない」

少しでもポジティブな言葉を意識的に出してみましょう。

② 外からの“プロンプト”を見直す

人間は、自分の中の思考だけでなく、

  • 他人の言葉
  • SNSやニュース
  • 親や教師からの刷り込み

    など“外的プロンプト”の影響を強く受けています。

その言葉は本当に自分にとって有益なのか?
一度立ち止まって見直してみるだけでも、自分の選択は変わります。

他人の言葉はもとよりSNSやニュースはあなたのためを思って、
言葉を選んでくれているとは限りません。

情報が溢れる昨今ではこの選択する力が必要なのかもしれません。

③ 自分自身に新しい問いを立てる

AIに良いプロンプトを投げるように、
自分にこんな質問をしてみてください:

  • 「今日、自分ができる最善の行動はなんだろう?」
  • 「この経験から何を学べるだろう?」
  • 「自分が大切にしたい価値観は何だろう?」

問いが変われば、思考が変わる。
思考が変われば、行動が変わるのです。


AIと人間の違い、そして共通点

AIは与えられたデータとプロンプトに従って、一定の範囲で最適解を出します。

人間には、感情・経験・直感・想像力があります。
しかし、AIのように思考の“入力=プロンプト”に強く左右されている点では、共通しているとも言えるのです。

つまり、私たちは「思考のプログラム」で生きているとも言える。

だったら、その“プログラム(=プロンプト)”を見直し、整えていくことが人生の質を上げる一歩なのではないでしょうか?

言葉が人生を形作ると言っても過言ではないはずです。


まとめ:自分に投げかける言葉が、未来を変える

Screenshot

AIを動かすプロンプトのように、私たちの内なる思考の言葉が、

  • 感情
  • 習慣
  • 人間関係
  • そして人生全体
    にまで影響しています。

もし最近、「うまくいかない」「疲れている」「何をしたらいいかわからない」
そう感じることが多ければ、まずは自分の思考=プロンプトを見直してみましょう。

  • 自分にどんな言葉をかけているか?
  • どんな前提で物事を見ているか?
  • その思考は、誰かに刷り込まれたものではないか?

AIをよりよく使うためにプロンプトを調整するように、
自分自身の思考もまた、調整可能な“入力”なのです。

あなたの一日をつくるのは、あなたが今日自分に投げかける言葉。

その言葉=プロンプトを変えることから、新しい人生は始まります。

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会社員 AI活用について日々奮闘中
こんにちは!shotaと申します。 ブログを見ていただきありがとうございます。 私自身が経験したこと、悩んで解決したことなどを記事にしております。特にAI活用について学び自分の時間をどのようにして増やすか?を追求しており、日々奮闘中です。私が学んだこと、考えていることを記事にしていきます。そんな記事が皆様のお役に立てれば光栄です。ぜひ、気になる記事があれば片っ端から読んでみてください!きっと明日の希望になるはず!!
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